新しい塩尻駅(1982年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1982(昭和57)年5月、新しい国鉄塩尻駅が開業しました。
以前の駅は南東に数百メートルほど離れた場所にありましたが、駅の構造上、長野と名古屋を結ぶ「特急しなの」は塩尻駅でスイッチバック(方向転換)をしていました。
そのため「しなの」は塩尻駅を通過するのに数分余計にかかっていました。
この手間を解消し運転時間を短縮する目的で、新しい塩尻駅が造られたのです。
映像にも名古屋発の「しなの」が到着し、客の乗降を終えるとそのまま発車する様子が映っています。
また映像にはありませんが、3・4番線ホームには特産のぶどう柵も設けられました。
毎年秋には地元の人が収穫し、ワインも製造されます。
1987(昭和62)年の国鉄分割民営化以降、塩尻駅はJR東日本とJR東海の「境界駅」となっています。
(「境界」は構内にある信号機で、塩尻駅はJR東日本が管轄。)