諏訪湖の四つ手網漁(1969年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1969(昭和44)年に諏訪湖で撮影された漁の映像です。
四つ手網漁と呼ばれるこの漁法は諏訪湖の春の風物詩。
4本の竹に結んだ網を湖に沈め、産卵のために遡上してくるフナやコイ、ナマズなどをすくって捕まえます。
戦後すぐに上諏訪の湖畔で始まり、その後下諏訪でも行われるようになりました。
網を上げるタイミングなどが難しい漁ですが、腕の良い漁師は一晩で100キロ以上の釣果があったということです。
最盛期の1970(昭和45)年頃には春から初夏にかけて100か所ほどで行われましたが、今ではほとんど行われていません。
地元では「伝統の漁法を後世に伝えたい」として、子どもたちを対象にした体験会を行ったりしています。