新幹線開通前の長野駅東口(1986年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1986(昭和61)年に撮影された長野駅東口の映像です。
西口(今の善光寺口)にあった仏閣型駅舎も映っています。
当時、長野駅の乗降利用は西口が圧倒的に多く、東口は地元の人が利用するだけで「駅裏」と呼ぶ人もいました。
駅周辺にテニスコートや駐車場が見えます。
これらの多くは国鉄の土地で、今は新幹線の線路や駅舎になっています。
映像が撮影されてから5年後の1991(平成3)年に長野オリンピックの開催が決定、長野までの新幹線建設に拍車がかかります。
長野市は新幹線にふさわしい玄関口とするため1993(平成5)年から東口周辺の土地区画整理事業に着手します。
オリンピックを1年後に控えた1997(平成9)年に長野新幹線が開業、東口にはバスやタクシーの乗降スペースが設けられ、観光客の起点という役割を担うことになりました。
周辺の再開発には反対も根強く、完了までには30年かかりました。
今は多くのホテルやマンションが建ち、公園も整備された東口。
長い時間を経て街並みは大きく変わりました。