平谷村で月遅れのひな祭り(1976年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1976(昭和51)年の4月3日。
南信州の平谷村での取材です。
小雪が舞う中を歩いていく女の子たち。
小高い丘の斜面に着くと、バッグから取り出したのはひな人形です。
平谷村で毎年4月に行われる月遅れのひな祭り「はなはなごろじょ」。
ひな人形を飾った横で、女の子たちは重箱に詰めたお寿司やお菓子を仲良く食べます。
これが長年続く村のひな祭りでした。
子どもが少なくなったため、いつの頃からか「はなはなごろじょ」は男の子も参加して行われるようになりました。
最近では村の施設で村長も参加して開かれ、伝統を伝えながら子どもの健やかな成長を願っているということです。