天龍村の坂部分校 再開へ(1993年)
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当時長野県で最も南にあった天龍村の福島小学校坂部分校。
児童がいなくなったことから1年間休校になっていましたが、1993(平成5)年の春に新1年生が2人入学することになりました。
地元の人が待っていた分校の再開です。
1960(昭和35)年前後には50人を超えていた児童の数はその後急激に減り、しばらく前からは数人という状況が続いていました。
それでも分校が再開されることで、住民たちは胸をなでおろしていました。
1年間無人だった校内には2人が使う棚も準備され、4月を待っています。
坂部分校にはその後さらに2人が入学しましたが、1998(平成10)年に村内の小学校が1校に統合されたため、分校もその役割を終えました。