長野・小田切小でどんど焼き(1989年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1989(平成元)年の1月、長野市の小田切小学校で「どんど焼き」が行われました。
小田切小は長野市北西部の山あいにあった学校で、1874(明治7)年に開校しました。
取材した当時は長野市内で最も児童数が少ない小学校でした。
校庭にはわらで櫓が組まれ、子どもたちが正月の縁起物を飾っていきます。
準備が整うと子どもが松明で点火、空に向かって炎と煙が立ち上りました。
書き初めを火に投げ込むと勢いよく空に舞い上がり、子どもたちもうれしそうでした。
火が弱まるとアルミホイルに包んだ餅を焼き、おいしそうに頬張っていました。
この取材の8年後、小田切小は閉校になりました。
校舎は青少年錬成センターの分館として再利用されています。