富倉小で卒業生を送る会(飯山・1987年)
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3月になってもまだ一面銀世界の飯山市。
1987(昭和62)年、新潟県境に近い富倉小学校で「卒業生を送る会」が開かれました。
この春学び舎を巣立つのは6人の児童。
手作りのくす玉を割ると「卒業おめでとう」、「さよなら富倉小学校」というメッセージが。
1874(明治7)年に設置された富倉小学校は、新年度から柳原小の本校と五郷分校、それに外様小と統合されることが決まっていました。
4,000人以上の子どもたちを見送った1世紀以上にわたる長い歴史が終わるのです。
1915(大正4)年に建てられた木造校舎は掃除も行き届いていて大切に使われてきたことがわかります。
この年の在校生は28人。
6年生を除く22人は統合で新設された泉台小学校に通いました。
富倉小の校舎は取り壊され、今は門だけが跡地に残っています。
(閉校後に学校の敷地を活用して行われた朝市の映像もサイト内にあります。ぜひご覧ください。)