信州新町の津和小第三分校が閉校(1970年)

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00:00:57 1970

雪に覆われた山あいの集落。
そこに信州新町(当時)町立の津和小学校第三分校はありました。
木造2階建ての校舎と体育館の小さな学び舎です。
かつては津和村だったこの地区には本校と4つの分校がありました。
宇内坂という集落にあった第三分校が閉校したのは1970(昭和45)年。
1873(明治6)年の開校以来100年近くにわたって子どもたちが学んできました。
戦中には49人の子どもが通った年もありましたが、最後の数年間は10人以下に減っていました。
閉校式では児童たちが合奏や寸劇「舌切りすずめ」を披露、学び舎との別れを惜しみました。
式が終わると子どもたちは手を振って家路につきます。
先生でしょうか、校舎の入口で見送る男性も映っています。
子どもたちは4月から土口地区にあった第二分校に通いましたが、片道1時間ほどかかったため、冬の間だけは第三分校の校舎を使った「宇内坂冬季分室」で勉強したそうです。
第三分校の閉校から半世紀余り。
信州新町は長野市と合併し、津和小を含めた旧町内の小学校も1つに統合されています。

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