国鉄が長野電鉄に乗り入れ（1962年）
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1962（昭和37）年に撮影されたニュース映像です。
映っているのは長野電鉄の湯田中駅。
スキーを楽しんだ人たちがバスを降り駅に入っていく様子も映っています。
この年から国鉄と私鉄の垣根を越えた列車の運行が始まりました。
国鉄上野駅と長電の湯田中駅を結ぶ直通列車・急行「志賀」です。
それまで長野駅止まりだった「志賀」ですが、一部の車両が屋代駅から長野電鉄に乗り入れ、河東線経由で湯田中まで直行するようになりました。
長野駅で乗り換える必要がなくなったことで、湯田中を最寄り駅にする志賀高原の利便性が高まりました。
ホームで行われたセレモニーからも、地元の喜びや期待が伝わってきます。
急行「志賀」は首都圏からのスキーヤーに好評でしたが、特急「あさま」のスピードアップやスキーバスの運行などもあり、20年後に廃止されました。
