丸光デパート

ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時

0:01:32 1958

長野市にあった丸光デパート(後の長野そごう)。
明治創業の呉服店に端を発する丸光は1957(昭和32)年に権堂から問御所町に移転、デパートとして新たなスタートを切ります。
建て替え計画に権堂の商店街が反対したためですが、この時権堂は結果的に核となる大型店を手放すことになりました。
映像は「全館完成記念大売り出し」の様子です。
撮影されたのは1958(昭和33)年。
百貨店法の改正で建築制限が緩和されたため、それまでの4階建てを6階建てに改築、大売り出しを実施しました。
ホールのような場所ではお客さんを前に舞踊が披露されるなど、多彩な催しが行われました。
この時点では長野市で唯一のデパートで、お客さんは館内のいろいろな売り場をめぐり、買い物を楽しんでいます。
3階には食堂もありました。
(丸光はこの後さらに増築し、7階に大食堂ができたそうです。)
この年の秋には丸善デパートが昭和通りの反対側にオープン、ライバル同士として激しい商戦を繰り広げました。
丸善は1966(昭和41)年に長野駅前に移転、ながの東急となります。
丸光と東急はそれぞれの商店街の核として競い合いますが、商業の中心は徐々に長野駅前に移っていきました。