寒さこらえて 時又のはだか祭り(飯田・1966年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
毎年3月に飯田市で行われる「時又初午はだか祭り」。
SBCが保管している映像の中では最も古い1966(昭和41)年のものです。
祭りはおよそ800年前の鎌倉時代に始まったと伝えられています。
当時の領主が戦に勝ったことに感謝して木馬を長石寺に奉納したことに端を発するそうです。
上半身裸の男性や法被を着た子どもたちが神輿や木馬を担いで長石寺から天竜川へと向かいます。
一行は「御水(おんすい)」とかけ声をあげながら練り歩き、時又港に到着します。
男性たちは神輿を担いだまま冷たい水の中へ。
「御水」のかけ声がより一層大きくなります。
天竜川の水で身体を清めてその年の無病息災などを祈る早春の風物詩。
南信州には古くから行われ続けている独特の祭りが数多くありますが、この祭りも地元の人の手で受け継がれています。