坂本龍馬も見た!?竹ン芸~秋空に舞う若宮稲荷の白ギツネ~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
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昭和48年(1973年)10月
“竹の上でキツネ”といえば、この秋祭りを思い浮かべる長崎人は多いかもしれません。昭和48年(1973)10月14日の長崎市伊良林町(いらばやし)の若宮稲荷神社、今からちょうど半世紀前の「竹ン芸 たけんげい」の映像です。
お稲荷さんの使者の白ギツネが祭り囃子に浮かれて遊び戯れる様子を表現したこの神社の奉納踊りです。キツネに扮した若者2人が笛や太鼓の囃子に合わせて、高さ10メートルの青竹の上でスリル満点の曲芸を披露。前後左右に大きくしなる竹の上から縁起物のニワトリが放たれると境内は大きく湧きました。
この年の男ギツネと女ギツネを務めたのは、地元の峰正敏さん(当時23才)と後藤泰志さん(当時22才)でした。
「竹ン芸」は200年以上の歴史があり、国の選択無形民俗文化財にも指定されています。この若宮稲荷は2023年の今年、創建から350年の節目を迎えました。幕末には坂本龍馬をはじめ多くの志士たちが参拝していたと言われています。